
毒素が溶け込んだ「第二の汗」を出す
ゆったりのんびり入浴法
□自然に出る汗は1日1L□
すでに説明していますが、体から出る汗によって
3%もの有害ミネラルが排出されていますから、
汗は、デトックスにおいて重要な役割を果たして
いることになります。
汗は通常、全身に300万個あるといわれる
エクリン腺から出ており、エクリン腺は特に
頭や顔、背中などに集中しています。
自然に出る一般的な汗は、微妙な温度変化を
皮膚の温度センサーが感知して、肌の表面に
あるエクリン腺から出る仕組みになっています。
人が1日に出す汗の量は平均1Lで、夏場は
5〜10L、室内でも3Lになるといわれています。
□表皮深部にある皮膚腺から出る汗が重要□
だからと言って、「思ったより知らない内に
汗をかいてデトックスしてるなぁ」などと
ホッとしていてはダメです。
実は、私たちには、自然に出る汗とは別に、
表皮の深部にあるエクリン腺とは異なる皮膚腺から
出る「第二の汗」があるのです。
これには、尿で排泄することが不可能な有害
ミネラルや環境ホルモンなどの有害物質及び
コレステロールなどの脂肪分が溶け込んでおり、
それらを体外へと捨ててくれる働きがあります。
つまり、自然に出てくる汗とは別の「第二の汗」
を出すことこそが、デトックス効果を高めるための
ポイントなのです。
しかし、現在人は、空調設備の整った生活空間に
慣れてしまったり、運動不足などが原因で、汗を
かきにくい体質になっている方も少なくありません。
自然な汗とあわせて「第二の汗」を出すには、
そのことを意識した生活に切り替える必要があります。
そこで、「第二の汗」を出すのに必要な最適で
簡単な入浴法、半身浴とシャワーマッサージ法を
ご紹介しましょう。
○半身浴○
入浴には、温熱による発刊作用、血行の促進、
浮力による緊張の緩和、水圧によるマッサージ効果
などがあります。
また、リラックスできるだけでなく、乳酸などの
代謝産物の排出を促す働きも期待できるでしょう。
温度は40度前後とぬるめに設定し、おへその
あたりまで湯につかりましょう。ぬるめの湯は、
副交感神経に働き掛け、脳を休めてくれます。
10〜20分くらいで体の芯から温まり、発汗が
促されます。
入浴前にコップ一杯の水を飲むと、発汗が
さらにスムーズに促進されます。入浴後も
水分とミネラルの補給を忘れないようにしましょう。
アロマやハーブを入れて香りを楽しんだり、
キャンドルを灯して気持ちを落ち着けたりなど、
あなたなりのデトックスバスタイムを満喫して
みませんか。
○シャワーマッサージ法○
帰宅時間が遅い方や、体が疲れてすぐに
眠りたい方などは、ゆっくり湯船に浸かっている
時間がないということも多いでしょう。
そんな時は、シャワーを使った簡単なマッサージ法を
行ってみませんか。
シャワーの水圧を利用して、体中に張り巡らされて
いるリンパ管を刺激することで、血液中の老廃物を
運ぶ働きのあるリンパ液の流れをよくし、毒素を
体外に排出されやすくするのです。
@ 最初は鎖骨から始めることが肝心です。
左の鎖骨はリンパ管が静脈に交わるところなので、
そこからシャワーを当てると、リンパ液がスムーズに
体内を巡るようになります。
A 体の末端から心臓部に向かって、下から上へ
ゆっくり当ててゆく。
B 足は、つま先からくるぶしへ、次にふくらはぎへと
当てる。ひざ、太もも、股関節の順番で、各部位に
キチンと意識して湯を当てる。
C 手は指先から手首、ひじ、二の腕、首、鎖骨へと
順番にゆっくりと湯を当てていく。
☆運動が苦手でないなら有酸素運動を取り入れても☆
「第二の汗」をかくには、軽く汗ばむくらいの有酸素
運動を、入浴と並行して行うと更に効果的です。
有酸素運動には、心肺機能を高め、血管を活性化
する作用があり、血流を良くするデトックスの
考え方と通ずるところが沢山あります。
また、適度な運動は副交感神経の活動を高めて、
ストレスに強い体作りに貢献します。ウォーキング、
ストレッチ、水泳、ヨガなど、自分の好きなことから
始めてみませんか。
但し、運動を始める際は水分の補給を忘れない
ようにして下さい。運動の途中や終了後は血糖値が
下るので、少し糖分を含んだスポーツ飲料を持参
するとよいでしょう。

